手妻

手妻

手妻とは「江戸手妻」と言われ日本独自に発展した奇術です。
手品に歌舞伎・日本舞踊の要素を取り入れた、西洋のマジックとは違う摩訶不思議な世界が楽しめる日本の伝統芸能です。

語源は「手を稲妻の様に素早く動かす様」からその名前が付けられたと言われています。日本最古の奇術書「神仙戯術」が刊行された1715年には手妻は存在したと言われています。1997年には文化庁により無形文化財として選択されました。

日本独自に発達した手妻を「和妻」と呼び、代表的なものとしては「胡蝶の舞」と呼ばれる白い半紙を破って蝶を作り、扇子で風を送るとまるで蝶が生きているかのように空中を舞います。