三味線・長唄

三味線・長唄

三味線は中国から伝来した楽器であると言われています。
室町時代に琉球(沖縄)へ渡り、日本楽器として改良されたものが「三味線」であると言われています。
歌舞伎の登場と共に三味線音楽も発展し、「歌」や「語り」と共に使用される機会が多い楽器です。

長唄は300年以上前に歌舞伎の音楽として成立し、江戸で発展した三味線音楽です。19世紀に入ると歌舞伎から独立し音楽として作曲・演奏されるようになりました。

歌舞伎では長唄と囃子(能管、小鼓・大鼓・太鼓)などと一緒に演奏するのが大きな特徴で、現在の歌舞伎では観客に姿を見せて演奏をし、一人で唄ったり、声の厚みを変化させるため2人以上で唄う長唄が一般的です。